2つの山を結ぶ列車はトコトコと山あいの道を進んでいく。隣の席では目の青い愛くるしい子どもたちが戯れ合っていて、それを母親が優しくたしなめながら、こちらに向かって「すみませんね」というように目配せしている。僕としてはそれまでの曇天が晴れ渡るよ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。